4月支給の給与から健康保険料率が変わるかも!~「うっかり忘れてた!」とならないために~

お疲れ様です!「えっ、もう4月?!」と、時の流れの速さに驚いている方も多いのではないでしょうか。年度始まりは、何かとバタバタして忙しいですよね。
そんな忙しい皆さんに、今回は「2025年3月からの健康保険料率変更」についてお伝えします!
「え?保険料率が変わるの?」「何か手続きが必要なの?」「一体いくら変わるの?!」と、少しでも疑問に思った方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!「へ~、そうだったんだ!」と、きっとあなたの役に立つ情報が見つかりますよ。
1. はじめに ~健康保険料率変更の重要性~
「健康保険料率の変更」と聞くと、「また何か変わるのか…」と、ちょっと面倒に感じるかもしれませんね。でも、この変更は、私たちの生活や、会社を経営する上で、とっても大切なことなんです。
保険料率が変わるということは、例えば、これまで月給30万円だった方の健康保険料が数千円単位で変動し、手取り額に影響が出る可能性があります。また、会社が負担する保険料も同様に変動するため、経費計画の見直しが必要になる場合もあります。
だから、「うっかり忘れてた!」では済まされない、重要な変更なんですね。
2. なぜ変わるの? ~健康保険を取り巻く状況~
「そもそも、なんで保険料率って変わるの?」と疑問に思いますよね。それは、日本の社会が変化しているからなんです。
- 高齢化社会の進展: 日本は、世界でもトップクラスの高齢化社会。高齢者が増えると、医療費も増えます。
- 医療技術の高度化: 新しい治療法や薬の開発は、医療費を押し上げる要因となります。
- 現役世代の負担増大: 増加する医療費を、現役世代みんなで支える必要が出てきています。
これらの背景から、健康保険制度を持続可能なものにするために、定期的に保険料率が見直されているんです。
3. 具体的に何が変わるの? ~変更点をチェック!~
「で、結局何がどう変わるの?」というところが、一番気になりますよね。今回の変更のポイントは2つです。
3.1 健康保険料率の変更
健康保険料率は、都道府県ごとに異なります。これは、各地域の医療費水準などを考慮して決められているためです。
2025年3月からは、多くの都道府県で保険料率が変更になります。
例えば、東京都の健康保険料率は、2024年3月時点で9.98%でしたが、2025年3月からは9.91%に引き下げられる予定です。このように、保険料率は毎年変動する可能性があるため、常に最新の情報を確認するようにしましょう。
「自分の会社がある都道府県の保険料率はどうなるの?」と気になった方は、全国健康保険協会のウェブサイトで確認できますので、ご安心ください。
3.2 介護保険料率の変更
40歳から64歳までの方が加入する介護保険の保険料率も、変更になります。こちらは、全国一律での変更です。
2024年3月時点での介護保険料率は1.60%でしたが、2025年3月からは1.59%に引き下げられる予定です。介護保険は、高齢化が進む日本において、介護を必要とする方を支えるための大切な制度。この保険料も、私たちと会社が一緒に負担しています。
3.5 保険料はいつから変わるの?
健康保険料率、介護保険料率ともに、毎年3月に見直しが行われます。
そして、例えば多くの企業で採用している翌月徴収の場合、2025年4月に支給される給与から新しい保険料率が適用されることになります。給与明細をよく確認し、変更点に注意しましょう。
4. 事業主の皆さまへ ~必要な対応と注意点~
従業員の皆さまへの周知は、給与明細への記載だけでなく、説明会を開催したり、社内掲示板やメールで情報提供を行うなど、複数の方法を組み合わせることをお勧めします。また、給与計算システムの変更は、社会保険労務士などの専門家と連携して行うことを推奨します。
給与ソフトの種類によっては自動で変更されることもありますので、自社で使用している給与ソフトを今一度確認してみてください。また、協会けんぽではなく健康保険組合の場合は手で変更する必要がある場合がありますので、こちらも確認してみてください。
5. 従業員の皆さまへ ~私たちにできること~
「会社任せでいいの?」と思った、そこのあなた!
私たち従業員も、この変更について理解し、できることがあります。
会社からの説明をしっかり聞いて、変更内容を把握しましょう。「へ~、そうなんだ~」で終わらせずに、自分の給与明細をチェックすることも大切です。
6. 最終チェックを忘れずに
健康保険料率、介護保険料率ともに毎年3月に見直しが行われ、4月からの給与に反映されます。
この変更を忘れないように、年間スケジュールに「健康保険料率・介護保険料率見直し確認」という項目を追加し、毎年4月の給与明細をチェックする習慣をつけましょう