DX時代の社労士が挑戦!AppSheetで「走行距離管理アプリ」を自作してみた(第1弾:スマホ入力編)

AppSheet

DX推進を掲げる社労士事務所の挑戦

当事務所は「DX×社労士」をコンセプトに掲げ、お客様の業務効率化だけでなく、私たち自身の働き方改革にも積極的に取り組んでいます。

その一環として今回挑戦したのは、日常業務で欠かせない車の走行距離管理アプリの自作です。
利用したのはGoogle Workspaceとの親和性が高いノーコードツールのAppSheetです。

本日の目標は、まず「スマートフォンを使って、いつでもどこでも記録できる」という第一段階をクリアすることでした。

アイコン作成にも生成AIを活用

結果として、走行距離を記録する基本的な入力アプリの作成は無事に完了しました。

ところが、意外と時間をかけてしまったのが、アプリの顔となるアイコンデザインです。当事務所のシンボル「ぽ」をベースに、生成AI(Gemini)に車のアイデアを貰い、作成してもらった画像を組み合わせてみました。
細かい部分ですが、使うたびに気分が上がるデザインにこだわることも、DX推進の大切な要素だと考えています。

いかがでしょうか?

当事務所のキーカラーも取り入れた車のイラストがとてもマッチしていて、フォントにも合っていて大変気に入ってます。

次なる一手:OCR機能による究極の自動化へ

現在、入力はできる状態ですが、このアプリの真価は「自動化」にかかっています。

具体的には、AppSheetのOCR(光学的文字認識)機能を活用し、車のODOメーター(走行距離計)の写真を「使用前」と「使用後」に撮影するだけで、自動的に走行距離を計算させる仕組みを組み込んでいます。

まだこのOCR機能が期待通りに動作するか検証できていませんが、もし成功すれば、手動入力によるミスが一切なくなり、距離管理の業務負荷を劇的に削減できます。

まとめと今後の展望

ノーコードツールのAppSheetは、専門知識がなくても業務改善に直結するアプリケーションを開発できる、DX時代の強力な武器です。
特に、アプリとしてスマートフォンでの操作性に優れており、現場作業が多い職種にとって欠かせないモバイルDXツールとなります。

当事務所では、今回のAppSheet活用のように、進化するAIを積極的に業務に取り入れ、お客様と当事務所自身の業務効率化を常に追求しています。

給与計算や社会保険の手続きといったメイン業務はもちろん、顧問契約を通じて日々発生する「この作業、もっとラクにならないかな?」というお困りごとがございましたら、デジタル技術を活用した解決策を一緒に探してまいります。ぜひお気軽にご相談ください。

次回以降は、OCR機能の検証と、距離データに基づくレポート機能の実装など、さらなる自動化を目指していきます。
業務のデジタル化にご興味のある方は、ぜひ今後の進捗にもご期待ください。